お金の学校 第二話 仮想通貨のはなし

 

 

2023年2月17日

 

【仮想通貨のはなし】

 

今から5年程前“億り人”という言葉が流行しました。

 

億の財産をにわかに築いた人という意味です。

それが仮想通貨の驚異的な値上がり益によってもたらされたものでした。

昨年もかなり値上がりしたので同じような現象が起きているかもしれません。

儲けることはいいのですが、問題なのは確定申告をしないで放っておいた人が続出したことです。

 

貨想通貨の儲けは、一般的に雑所得になり(収入金額-必要経費=雑所得の金額になります。)他の所得と総合課税されます。

1億円儲けがでて他に給所得が1000万あり所得控除は200万あるとすると税金は

(11000万-200万=10800万×45%-480万=4380万+住民税1080万=5460万)

支払わないといけなくなります。実に儲けの約55%になります。

 

全て売却して預金で10000万を持っていればいいのですが、そのまま年を超えて投資することが通常です。

ここに落とし穴があります。

 

翌年急落してしまったのです。

確定申告しても2000万になってしまった仮想通貨をすべて売却しても税金は支払えません。

延滞税が雪だるまのように増えてゆき、やがて、自宅などの財産も税務署の差押えによってむしり取られることになります。

申告していないケースは更に深刻です。

税務署ではなく更に上の国税局から税務調査にあい1年~2年さんざん調べあげられた末に脱税で告発されるケースが跡をたたないのです。

一部は裁判になっているようです。

 

こういった不幸なケースは私の知る限り、なぜか女性が多いという気がします。

得体が知れないものや分からないものには、慎重にしましょう。

近づかないことが無難です。

 

人生にかかわりますから、そこへいくと私が提唱する賃貸不動産は安心確実です。

 

 

税理士法人 とりやま財産経営 代表 鳥山昌則

 

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